父 アントワーヌ (Antoine Crastus) は繋駕速歩競走の元ライダー。
フランスで最も有名な繋駕速歩専用コース、ヴァンサンヌ競馬場で
幼少の頃から馬に関わっていたクラストゥス騎手がデビューしたのは2001年のこと。
初勝利を挙げたのもまた、その父が馬主として所有していた
Crazy Moon Davis という馬でのものでした。
2007年の仏リーディング30位から、2008年は一気に9位へと大躍進、
そして2009年も84勝を挙げて8位と着実にステップアップ。
クリストフ・スミヨンに次ぐ、エリー・ルルーシュ厩舎の主戦騎手として
今後に期待のかかる若手騎手の1人です。
2009年秋には初めてJRAの短期免許を取得。
まだ実績があまり無い中での来日ということもあり、有力馬の騎乗が集まらず苦戦を続けていましたが、
それでもなお積極的な騎乗で2度も単勝万馬券の立役者となるなど、
人気薄での活躍が目立っています。
公称プロフィールでは身長168cm、体重50kgと、
外国人ジョッキーの中では比較的軽量の部類に入ります。
現在のところ、JRAでは負担重量52.0kgでの騎乗経験あり。
(最終更新 : 2011年2月13日)